1000文字で書けること。

はじめまして。
IT業界で働くワーママです。

日々考えること、つまり、夫婦関係と仕事と育児について、【1000文字】くらいで書いていこうと思います。
私、長く書くのは得意で、放っておくとあっという間5000文字くらい書いちゃうので、あえての1000文字縛りで、

本当に書きたいことを
誰にでも伝わる表現で

書けるようになる訓練をしていこうと思います!
では、レッツゴー!

情報リテラシー
最近、疑似科学信者と話をする機会がありました。今日は、「情報リテラシー」について書こうと思います。

私が疑似科学をバッサリ斬れるようになったキッカケは、「相関関係」と「因果関係」を理解したこと。
疑似科学の殆どは、相関関係だけを根拠に説を組み立てていると感じます。
例えば、"牛乳有害論"の根拠の一つ
 「牛乳の消費量が多い国では骨折が多い」
ですが、これは相関関係であって因果関係ではありません。
仕事柄、何を進めるにも根拠を求める日々ですが、それでも、文系出身の私が相関関係と因果関係を理解したのは30過ぎでした。

情報リテラシー」というと、IT活用のスキルと混同されている事が多いように感じますが、そうではなく、発信源を問わず受け取った情報に対して、自分でジャッジを下す能力である、ということをもっと声を大にして言いたいな、と思います。
書籍にも、疑似科学はたくさんありますしね。

情報にジャッジを下す際に、今の私が重要だと思っている事は以下の2つ。
・この情報は、誰の収入源になっているか
・この情報の、エビデンスレベルはどうなのか

先日の疑似科学信者は、オーガニック食材のECサイトへ記事を寄稿していました。その記事を読んで健康不安を煽られた人が、きっとそこでオーガニックでマクロビオティックな甘味料を買うのでしょう。
つまり、その記事の収入源はECサイトです。記事と売上の間に直接的な金銭授受が発生していなくても、遠因であるならば収入源として考えます。
これはただの体感ですが、発する人間と受け取る人間の距離が遠いほど、収入源としての距離も遠くなり、「都合の良い情報」を発するメリットも薄れていく気がします。

エビデンスレベルについては私もまだまだ勉強の途上ですが、「この情報、エビデンスは?」と問う姿勢が有るだけでも、役に立つと思います。
ウェブメディアの広がりによって、一個人が簡単に『筆者』になれる昨今、たった一人の経験を、あたかも普遍的なことの様に書く記事が多いと感じています。特に、育児のこと。
経験の共有は有意義な事だと考えていますが、一個人の経験は、エビデンスレベルは低いです。
全ての情報にエビデンスを求めることは出来ませんが、受け手の持つエビデンスレベルという概念は、膨大な情報のどれを活かしどれを無視するかという、取捨選択のポラリスになるツールだと思います。
(978文字)

おしまい。