家事のフレームワーク 「実行」「後処理」「実行判定」「準備」について

SEワーママです。

前回まで、「実行結果の判定」と「維持」のフェーズについて、
細かく説明しました。

6つの基本フェーズのうち、大事な2つを説明し終わったので、
残りの4つのフェーズ、

  • 実行
  • 後処理
  • 実行判定
  • 準備

について、一気に説明しようと思います。

読むのに5分かかります。

 

【要約】

○実行=ひとまとまりの家事を実施すること→だいたい皆が想像する「家事」
○後処理=実行フェーズから、維持フェーズへの担当者交代→見落としがち
○実行判定=実行するかしないか決めること→いろんな要素が絡み合い、一番気疲れする作業
○準備=実行するための根回し→これを怠ると、エラー処理に移行することが多い


【実行フェーズ】

だいたいの人が想像する家事が、こちらです。
逆に言えば、このフェーズ以外の作業を家事だと思っていない人が多い。
このフェーズは、家事フレームワークのその他のフェーズがちゃんとできていれば、
そんなに苦労しません。
というか、家事フレームワークを使って家事シェアをすることで、
いかにこの「実行」フェーズを少なく、楽にするかが、
共働き夫婦にとっての至上命題です。

 

【後処理フェーズ】

「実行」フェーズから、「維持」フェーズでは、
担当者が違うことがままあると思います。
我が家では、実行フェーズは夫が多く、維持フェーズは妻が多いです。

そのフェーズ間をつなぐために必要なのが「後処理」フェーズ。

例えば、実行フェーズにおいて

・道具や備品が途切れたこと
・何らかの思案に基づいて配置を変えたこと
・実行中に不具合を感じ、変更を提案したいこと

が発生した時。
その時、ちゃんと伝えていますか?
意識しないと、「実行」フェーズが完了した解放感で
すっぽかしてしまいます(自戒)。

このフェーズが発生しないことも多いと思いますが、
家事は終わりの無いプログラムなので、
「実行」で終わった気にならないために設ける方が良いでしょう。

 

【実行判定フェーズ】

要は、"実行する"か"実行しない"かジャッジするフェーズ。
維持フェーズを担う人が行うことが多くなるでしょう。
「やらなきゃ…」と思った時に発動します。

時間も人的資源も豊富な場合は、このフェーズはほとんど無意識です。
やるか、やらないか、それだけだもん。
このフェーズが気疲れしてしまうのは、
リソースの限られる共働きファミリーならでは。

特に、一人遊びが出来ない年齢の子供を養育しているそこのあなた。
今すぐ子供を放置してトイレ掃除して!って、
可能ですか?
私は無理です。
「シュッシュしたいーーー!!」と暴れる3歳児と格闘するのが目に見えています…。
それに加えて、

今週末は疲れたから休みたい…
来週末は予防接種だ…
掃除しないまま再来週のトイレ…想像したくない…

と、なるんですよ。
実行のために、子供をどうするか、
自分と家族の予定をどうするか、
限りある体力をどこで折り合いつけるか、
そんなもろもろを考慮して実行の予定を立てなければなりません。

間違いなく、一番、思考力を費やすフェーズです。
"意志の力"(詳しくは「ストレスを味方にする教室/ケニー・マクゴニガル著/日経BP」を読んで)を
すり減らす作業は、ストレスが溜まります。

このフェーズをシェアするには、細かく基準をすり合わせる必要がありますが、
一番手っ取り早いのは、
「○週の○曜日」と決めてしまうことかも知れません。


我が家では、大掃除やタスクが溜まっている時など、
大規模な作業がある時は、
ベビーシッターを呼びます。
シッターさんに子どもの相手をしてもらっている最中に、
夫婦そろって一気に片付けます。
家事代行も経験あるのですが、勝手知ったる我が家の家事、
普段からシェアして、どちらも精通しているため、
代行するより自分たちでやった方が、質も量も上ですわ。
これは本当にお勧めなので、ぜひ。

 

【準備フェーズ】

想像つきますよね。

家事の準備。
料理なら、食材を思い浮かべて、最近のメニューを思い浮かべて、
足りなければ買い出し、変更が必要ならこの時点で。

では、想像してみてください。
新しい製品をリリースする準備は?

…想像できました?
無理な人が多いのではなかったかと思います。

これね!やったこと無い人にはほんとーーーーーーーに想像つかないんですよ。
なので、いきなりはシェアできません。

実行フェーズを問題なくこなせるようになると、
息をするように準備も出来るので、
まずは精通している方が準備フェーズを行って、
実行フェーズを丸投げした方が良いですよ。


このフェーズをすっ飛ばすと、大体失敗します。
お米を買い忘れてカレーを作っちゃったとか、
食事の時間が迫ってきているのに、キッチンで塩素漂白始めちゃったとか、
換気扇の掃除がまだなのに、調理台とコンロの掃除をしちゃったとか…
ね。
ああ、恐ろしい。


【それで、どうする?】

各フェーズを説明し終わったので、
次は家事フレームワークを使ってどのように家事シェアしていくか、
という話を書きたいと思います。

 

 

…最近、ホットクックを手に入れて、ウキウキのSEワーママでした!

じゃあね!

家事のフレームワーク 「実行結果の判定」について

SEワーママです。

前回は「維持」フェーズについて解説しました。
今回は、これまた衝突の多い「実行結果の判定」について解説します。

読むのに3分かかります。

 

【要約】

 

  • 家事の実行が終わった後に、家族みんなが満足出来る落としどころを探るフェーズ。
  • このフェーズに取り組むと、家族間での認識の齟齬が分かる。
  • いつも喧嘩が多いのはどこのフェーズですか?

 


【「実行結果の判定」フェーズについて】

「実行結果の判定」フェーズは、その名の通り、ひとまとまりの家事を実行した後に、その家事を”判定”するためにあるフェーズです。

家事の結果を判定だなんて…と思われるかもしれませんが、家事フレームワークにおける「実行結果の判定」は、良い!悪い!を決めるものではありません。

家事の目的は、生活を維持すること。一緒に生活する家族であっても、衛生観念や、快/不快のレベルは異なることが多いです。
そんな中で、どのように家族みんなが満足出来る家事を実行していくのかーその指針を決めるのが「実行結果の判定」のフェーズです。
たとえば、こんなことが発生します。

  • 家事を必要としていた要求は満たされたか?
  • お互いの要求に差異はなかったか?
  • 次にその家事をする人、また、維持フェーズをメインで行う人に、連絡漏れなどの支障が無いか?

  • もっと改善出来る点はあったか?

     

【何がおいしいの??】

このフェーズを意識することにより、お互いの『認識の齟齬』を洗い出すことが出来ます!

今現在、家事を実行した後に、お互いの間にコミュニケーションはあるでしょうか?
お礼を言う、無くなった備品を連絡する、やり残しを注意する、そんなコミュニケーションが多いと思いますが、いかがでしょうか。

過去の我が家では、「ちょっと、ここお願いしたのにやってないよ」というような、ネガティブ方面へのコミュニケーションが非常に多かったです…。
私自身が家事にこだわりが多く、スキルも高く、やや潔癖で完璧主義、さらに言うと視力がとても良い(左右ともに1.5)ため、細かいところの汚れややり残しがすごく見えてしまうんですね(^^;
(自分で書いておきながら、この面倒臭さに辟易する…)

フレームワークを意識するようになると、以下のように考えるようになります。

 

  • 「実行結果の判定」フェーズに至るまでの、どこか他のフェーズに問題があったのかもしれない。
  • このフェーズに私と夫の認識の齟齬が多いのかもしれない。

 

事実、私と夫の衛生観念はとても違っていました。
例えば、風呂の排水口の掃除だと…

私→髪の毛を取り除き、ネットとフタも洗剤で洗う
夫→髪の毛を取り除く。それ以外は大掃除でOK

別に夫が不衛生、ということを言いたいわけではなく、夫はそもそも、それまでの男性一人暮らしという生活において、髪の毛が排水口に溜まって汚す、という体験をしてきていない、という、単なる実体験の差なのです。

これを単なる「やり残し」で終わらせるのではなく、「この結果を判定すると?」と考えて欲しいのです。
そうすると、「 実行結果の判定」のフェーズによって、普段意識することの少ない、家族間の経験の差、認識の齟齬、価値観の差を洗い出すことが出来るのです。

そこには、なぜ相手の家事に満足できないのか?の答えが隠されています。 


【で、何が辛いの??】

お互いの認識の差が埋まっていないと、実行した家事に対して、やっていないほうが満足出来ない、という結果が生まれます。

このフェーズにどのような判定を設けるかは各家庭によって異なりますが、このフェーズで対立を繰り返すと、「どうせ文句言われるのならやらない」「任せても満足できないからシェアしない」という選択が生まれてきます。

 

また、このフェーズは個々の価値観や習慣に大きく左右されるので、感情的になりやすいという側面もあります。

家事をやる or やらないの諍いよりも、やった後の諍いが多いご家庭は、このフェーズに問題があると見て良いでしょう。

要求が満たされないのも、自分の努力が評価されないのも、お互い辛いもの。

諍いを無くすことはすぐには難しくても、「どのフェーズで諍いが起きているのか」を知るだけでも、確実な一歩です。

 

 

【まとめ】

 相手の家事のやり方に不満がある時は、このフェーズを見直そう。

やっていない相手に文句を言われたら、やり方が悪いのではなくて、相手が狭量なのではなくて、認識が一致していないだけだと考えよう。

長い時間を一緒に過ごす家族だから、お互い知り合うために時間をかけることは、無駄にはならないよ。

家事フレームワーク 「維持」フェーズについて

SEワーママです。

今回から、家事フレームワークのそれぞれのフェーズについて解説をしていきたいと思います。ドキドキ。
フェーズの特徴が分かれば、問題の切り分けが容易になってきますよ。
まずは、「維持」フェーズから。

読むのに5分かかります。

 

【要約】

  • 「維持」フェーズは、家事において一番長い時間を占め、かつ、後々の工程に対してレバレッジがきく。
  • 些細な行動過ぎて気付かない「見えない家事」に溢れているため、どんなタスクを抱えているのか誰にも見えていないことがある。
  • このフェーズを明らかにすると、可視化が進む。


【「維持」フェーズについて】

なぜ「維持」フェーズから書くかというと、家事をフレームワークに落とし込んだときに、一番"発見"が多いフェーズだと思っているから。

「維持」フェーズは、「実行=ひとまとまりの家事を実施する」フェーズと「実行判定=実行するかしないか決める」フェーズの間に位置付けます。
ようは、トイレ掃除を1回してから、次に、トイレ掃除しなきゃ!ってなるまでの間に起こる全て。

さて、問題です。

--トイレ掃除とトイレ掃除の間の期間に、何がある?

この問いに、すぐ「あれと、これと、それと…」って答えられる人は、『見えない家事(※後述)』の担い手でしょう。
「え?トイレで用を足す以外に何があるの?」と思った人も多いのでは。

住居の形態によって異なりますが、我が家ではこんなことをやっています。

  • 収納棚に積もる埃を、サッと拭く
  • ペーパーホルダーに積もる埃を、サッと拭く
  • 窓の桟に積もる埃を、サッと拭く
  • トイレの蓋に積もる埃を、サッと拭く
  • トイレの床にクイックルワイパーや掃除機をかける
  • 便器に汚れがついていたら、泡状の洗剤を吹き付けておく
  • ちょっとした汚れを洗剤+ペーパーで拭く
  • 子供の補助便座を洗剤で拭く
  • ・その洗剤の残量を気に掛ける
  • ・残り少ないペーパーを発見したら、新しいペーパーを出してペーパーホルダーに置いておく


…です。埃拭いてばっかりだな!
我が家はトイレマットやカバーなどを使っていないので、使っているご家庭はさらに手間が多いかも知れません。

だいたい、どの作業も1分はかかりません。
ひとまとまりの家事として、時間を割いて実行するほどじゃないけれど、日常の維持のためにやっています。
つまり、

 

・日常的に行う小さいメンテナンス
・備品の残量、ストック、購入スケジュールを意識する

 

それが「維持」フェーズの家事です。

 

【何がおいしいの??】

先に結論を書くと、以下。

 

  1. 次の「実行判定」や「準備」に適切な行動が取れ、後々の手間が省ける。
  2. 次の「実行」までの時間を延ばし、家族で過ごす時間、ゆっくり休む時間を生み出す。

 

本当に、本当に些細なことなんですが、支障の無い生活には欠かせません。
これね、一つ一つの時間は短いけど、やるとやらないとでは大違いなんですよ。


1について:
例えば、「維持」フェーズをこなすと、こんなことに気付くことが出来ます↓

 

  • そろそろ汚れがたまってきたな。この分だと、今週末には限界だぞ。予定立てよ。
  • 次の掃除には漂白剤も必要だな。ストックが無いから、アマゾンか…いや、今日保育園の帰りに買い物行こう。
  • ペーパーの消費が思いの外早いぞ、今週の生協で注文しないと。あれ?週末にホームセンター行くんだっけ?
  • 最近、子供が補助便座のこの部分に手をつくんだよね~、念入りに拭いておかないと。…うわっ、こんなところも汚れてるよ。

 

上記は一例ですが、こういうことに思い至らないと、いざ掃除しようと思った時に、「もっと早く掃除しておけばよかった!時間が足りない!」とか、「やり始めたのに道具が足りない!」とかのエラーが発生します。

買い出しの手間が増えるとか、どこに力を入れて実行すべきか分からないとか、そういう事も左右してきますね。


2について:
埃取りも含めたトイレ掃除が毎日出来る家庭なら問題ないんですよ。
共働き・育児中・核家族には、毎日トイレ掃除する余裕はおろか、自分がトイレに行くのすらままならないのでは?
この「維持」フェーズで短時間×こまめなメンテナンスを繰り返すことが、「実行」直後の快適な状態を延命し、次の「実行」までの時間を延ばしてくれます。


つまり、後々の工程に対して"大きなレバレッジの働くフェーズ"だと言えます。

 


【で、何が家事シェアの弊害になっているの??】

その前にまず、「見えない家事」について話を。

「見えない家事」もしくは「名もなき家事」って、聞いたことありますか?
AERA.dotの「家事育児タスク100」が話題になった頃、出てきたワードです。
ここでは、家事労働のうち、周りの人(もしかしたら本人も)が家事だと意識していないようなことで、かつ、確実に生活の維持に貢献している作業を指しています。

「名もなき家事」では、なんだか詩的過ぎるので、私はやらない人には見えないだけで、たくさん存在するし、なんなら生活のほとんどはコレが支えている家事」と呼びます。

 

例を挙げると、トイレが昨日と違ってピカピカになっていたら「トイレ掃除してくれたの?ありがとう!」となりますが、「ペーパーホルダーの埃、拭いてくれたの?ありがとう!」って言ってくれる人、いますか?
だからといって「見て!私、ペーパーホルダーの埃拭いたわよ!」ってイチイチ言うのも疲れるしね…。
(※言うのは大事です。それは情報共有なので!)
埃のように積もり積もると、「たまにそっちが気付いて洗剤くらい買ってきて!」「ペーパーが残り少ないんだから、気付いて出して!」と、『気付いてよ!爆弾』が投下され…ます。

 

「維持」フェーズは、「見えない家事」が一番多く発生するフェーズなのです。
個人的には、誰かと家事をシェアするという点において、ここが一番ストレスが多い。
なぜか?それは、このフェーズに対して、以下のような火種が潜んでいるから。

 

  • 日常的に数限りなく発生するため、負担は大きいが、ひとつひとつが小さくて貢献度が見えにくく、シェアする相手に伝わっていないことが多い。
  • 細かい作業が多すぎて、相手にシェアするのが面倒。よって、一人で担いがち。
  • 広い視野での気配り、目配りが必要とされるので、気疲れする。が、気疲れそのものは目に見えないので、これまた伝わらない。


ですね。もちろん、個人差はあると思いますが。


1分もかからなくたって、家事は家事。
このフェーズの可視化が進むと、シェア出来る家事が劇的に増えます。たとえシェアできなくても、「こういうことを、これだけやっている」ということをお互いに共有出来ることで、いざと言うときに「何やっていいか分からない!」という状況に対して、「これをやって!」という回答も示せます。

 

「維持」フェーズを明らかにするのは結構大変ですが、コツさえ踏まえれば大丈夫です。
全フェーズの解説後に、フレームワークへの落とし方を提示する予定です。


【まとめ】

日常の多くは「維持」フェーズによって成り立っているのだということを理解して欲しい。
そして、「維持」フェーズにあなたが何をしているのか/していないのかを、少しずつでいいので、相手にシェアしてみませんか?
手間はかかりますが、後からきっと効果が出てきます。

 

千里の道も一歩から。なんなら、二人で500里ずつ歩きたい。

家事のフレームワーク

【要約】


家事にはフレームワークがある。
フレームワークに落とし込むと、家事が可視化される。
家事のフレームワークを共有することで、夫婦で家事シェアする時の認識齟齬(=争いの火種)が減らせるのでは無いか?と考える。

 

【我が家の家事シェア】


SEワーママです。
我が家は、
・両実家遠方
核家族
・共働き
という、三種の神器ならぬ、"三種の足枷"の只中で生きています。
ですが、我が家は割りと円滑に、大量の家事と育児のタスクを夫婦で一緒に捌いています。

 

夫と家事をシェアするのに、絶対に必要なのは『可視化』。そして『認識の一致』。
夫婦での家事シェアを通して、見えてきたものがあります。

 

それが、『家事のフレームワーク』。

 


【家事のフレームワークとは】


フレームワーク、という言葉の意味について、ここでは、「決められた構造を持つもの」くらいの意味で使っています。

家事のフレームワークには、幾つかのフェーズがあります。

 

〇実行
〇実行結果の判定
〇後処理
〇維持
〇実行判定
〇準備

 

ここまでが、ルーチン。
上記に加えて、

 

〇エラー処理

 

もあります。

 

各フェーズの説明は今後少しずつ書いていきたいと思います。

大雑把に説明すると、

 

〇実行→だいたい皆が想像する「家事」

〇実行結果の判定→ここがズレているから、「全然出来てない!」「出来ているじゃん!」が発生する

〇後処理→見落としがち

〇維持→家事ストレスの半分は、ここ!いわゆる『見えない家事』

〇実行判定→いろんな要素が絡み合い、一番気疲れする作業

〇準備→これを怠ると、エラー処理に移行することが多い

〇エラー処理→往々にして、家事を任せた方が割を食う

 

【それでどうした??】


家事をこのフレームワークに落とし込むと、

 

・家事分担にストレスを感じている方が、無意識に担っている「見えない家事」の多さが分かる
・どこまでを相手に任せ、どこから一緒にすべきか、の基準が定められる

 ・任せる方も、任される方も、どこの認識が不一致で、どこが不満なのか、明確になる

 

という効果があります。

 ま、我が家がギャーギャー言い合いしながらやってきた時には、こんなことにはまったく気付けなかったのですが…。

 

 まだまだ私たち夫婦も、改善の余地は鳥取砂丘くらいあるので、このフレームワークでガシガシ家事シェアを実践して、もっといい形にまとめていこうと思います。

 

 

今日はこの辺で。じゃね!

子供との距離

子供との距離について思うことがある。


妊娠してから子供がおしゃべりするようになる頃まで、私にはずっと、子供に対して「どこかから預かっている」という感覚があった。

 

ふとした瞬間に、我が家に子供がいる事に驚いたし、どこかから借りてきているのでは、と思う事も度々あった。
可愛くて可愛くて、自分の心臓ですらあげられると思っているのに、目の前にいる子供に対して親密さを感じきれていないような、不思議な気持ち。

 

その後、俳優の堺雅人さんが「子供は預かり物」と表現されているのを見て、とてもしっくりきた。

 


そう。私はこの子を、社会から、そしてこの子の人生から託されて、預かっている。
預かっているだけだから、いつか返さなければならない。
私の物ではない。

 


その後、子供が私達を拠り所とする態度を見せ始め、言葉でコミュニケーション取れるようになり、「我が家の一員」という感じが強くなってくると、だんだんとその不思議な気持ちは薄れていった。


けれど私は、「子供は他人」という気持ちを持ち続けたいと思っている。


私が子供の頃、「お受験」という言葉がブーム・批判の対象になった事があり、子供に受験を強要する親にはなりたくないな、と子供心に思った記憶がハッキリとある。
さらに大人になってから、私の性質として承認欲求が高く、それが暴走すれば「子供の成績は私の評価!」と思ってしまう可能性がある、と気付いたので、妊娠するだいぶ前から、子供と自分の評価は同一視しないように、と心に決めていた。

 

子供は他人。私に属するものではない。


もちろん、「将来、子供と本の話がしたい」とか「天体観測に興味を持ってくれたら嬉しい」などの願望はあり、それは育児のモチベーションでもあるので大切にしたいと思っている。
そのための工夫のアレコレについて、親が勝手にするぶんには良いのだと思う。
ただし、その結果について一喜一憂しないこと。

 

今の私にはまだ未踏だが、親の思い通りにならないことを、むしろ喜べるようになりたい。
それには、親が自分の人生について夢中になっていることも、とても大事なのかもしれない。

 

 

躊躇わず心臓を捧げられるくらい子供を愛しているが、育児は、人生の要素の一つに過ぎない。

(907文字)

 

おしまい。

治部れんげさんの記事へ思うこと。

大好きな治部れんげさんの記事。
http://toyokeizai.net/articles/-/180156?display=b

記事への感想と、サイトに寄せられた感想への感想を書きます。


【助けを求めるにも、抽象化するにも、余力が大事?】


「助けてもらう側が自立して考えることが大事」
助けを求める方が自立している、というのは、難しいけどとても大切なことだなと思った。難しいけどね、難しいけど。
詳細は割愛するけど、パートナーシップ論においては、夫婦間での「察して」は無意味、という主張が多勢に思える。私の実体験でもそう思う。
それは脳の性差だったり、養育されてきた環境によるものだから、変えようとするのは本当に不毛。

で、助けを求めるために自立しているということについて考えてみた。

・自分の状況を細かく説明でき、
・困っていることとそのデメリットをはっきり提示することができ、
・手持ちのリソースを考慮した上で、
・相手の能力を推し量って負担の分配をすることが出来る。

という、非常に高度な行為なのだと思う。
勿論やってきたつもりだけど、多分、それぞれのフェーズで少しずつ、何かが足りなかったのかも知れない。

誰かに助けを求め、その手を取ってもらうには、そのための余力を自分に残す必要があるのだろうな。

「まだやれる…!」と思った時点では、もうすでに手遅れだと思うことにしよう。
いつか、この「助けを求めるフェーズ」を簡単にするツールか、サービスを作れたらいいなと思う。



コメントについて。

普段は読まないコメント欄だけど、この記事がとても気に入ったので、他の人とこの思いを分かち合いたい!と思いコメント欄を開き、愕然。
「環境に恵まれていた」
「綺麗事すぎて他の女性の役にたたない」
「周りの環境が整わずしては難しいように思える。」

うーん…どうしてこうなった。
異動がなかなか叶わなかった話、出産と転勤が重なった話は、苦労話ではないのだろうか。
これは森博嗣の著作『自由をつくる、自在に生きる』にヒントを得た考え方だけど、本質的な事は、抽象的にしか捉えられないらしい。
○○なら、△△しましょう!なんて具体例こそ、綺麗ごとに近い。○○の状況が自分のところにやって来ることなんて、私には多くなかった。
先人の轍に這いつくばって、自分に生かせそうな「抽象例」を探すのが、その探す過程を含めて、一番血肉になるのだと思う。
(912文字)

おしまい。

1000文字で書けること。

はじめまして。
IT業界で働くワーママです。

日々考えること、つまり、夫婦関係と仕事と育児について、【1000文字】くらいで書いていこうと思います。
私、長く書くのは得意で、放っておくとあっという間5000文字くらい書いちゃうので、あえての1000文字縛りで、

本当に書きたいことを
誰にでも伝わる表現で

書けるようになる訓練をしていこうと思います!
では、レッツゴー!

情報リテラシー
最近、疑似科学信者と話をする機会がありました。今日は、「情報リテラシー」について書こうと思います。

私が疑似科学をバッサリ斬れるようになったキッカケは、「相関関係」と「因果関係」を理解したこと。
疑似科学の殆どは、相関関係だけを根拠に説を組み立てていると感じます。
例えば、"牛乳有害論"の根拠の一つ
 「牛乳の消費量が多い国では骨折が多い」
ですが、これは相関関係であって因果関係ではありません。
仕事柄、何を進めるにも根拠を求める日々ですが、それでも、文系出身の私が相関関係と因果関係を理解したのは30過ぎでした。

情報リテラシー」というと、IT活用のスキルと混同されている事が多いように感じますが、そうではなく、発信源を問わず受け取った情報に対して、自分でジャッジを下す能力である、ということをもっと声を大にして言いたいな、と思います。
書籍にも、疑似科学はたくさんありますしね。

情報にジャッジを下す際に、今の私が重要だと思っている事は以下の2つ。
・この情報は、誰の収入源になっているか
・この情報の、エビデンスレベルはどうなのか

先日の疑似科学信者は、オーガニック食材のECサイトへ記事を寄稿していました。その記事を読んで健康不安を煽られた人が、きっとそこでオーガニックでマクロビオティックな甘味料を買うのでしょう。
つまり、その記事の収入源はECサイトです。記事と売上の間に直接的な金銭授受が発生していなくても、遠因であるならば収入源として考えます。
これはただの体感ですが、発する人間と受け取る人間の距離が遠いほど、収入源としての距離も遠くなり、「都合の良い情報」を発するメリットも薄れていく気がします。

エビデンスレベルについては私もまだまだ勉強の途上ですが、「この情報、エビデンスは?」と問う姿勢が有るだけでも、役に立つと思います。
ウェブメディアの広がりによって、一個人が簡単に『筆者』になれる昨今、たった一人の経験を、あたかも普遍的なことの様に書く記事が多いと感じています。特に、育児のこと。
経験の共有は有意義な事だと考えていますが、一個人の経験は、エビデンスレベルは低いです。
全ての情報にエビデンスを求めることは出来ませんが、受け手の持つエビデンスレベルという概念は、膨大な情報のどれを活かしどれを無視するかという、取捨選択のポラリスになるツールだと思います。
(978文字)

おしまい。